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<テレキャスターというエレキ・ギター #3>
今5台のテレキャスターを持っていますが、ピックアップをセイモア・ダンカンのヴィンテージ・タイプに替え、フレットをジム・ダンロップの幅が広く高さのあるものに打ち替え、サドルを角度の付いている真ちゅう製に替えたりと色々手を加えた結果、どのギターも非常に満足のゆく音になっているので、もう欲しいというテレキャスターは特にないのですが、以前にロス・アンジェルスのギター・センターという楽器屋で試奏した50年代テレキャスターのシブい音と、太いネックの感触が忘れられません。
大変高価で手がでなかったのですが、いつか太いネックのテレキャスの良い音を出すものに、また出会ったら欲しくなるかもしれません。ネックを手の大きさにあわせて削る人もいたのですが、音が細くなってしまったそうです。これはテレキャスターに限りませんが、太い音を出そうと思ったらそれなりのネックと格闘しなければなりません。ネックの太さは本当に音の太さと比例します。
テレキャスのリア・ピックアップは芯のあるトレブリーな音がでますが、レスポールなどに比べると細く感じるので、何とか太い音を出すためには色々工夫しています。アンプのチューニングはジェームス・バートンのやり方を真似て、まずミドルを一杯に回して中位期を確保してから好みでベースとトレブルを足してゆきます。アンプも60年代にデビューした当時に購入したフェンダーのツインリバーブの他に、やはりフェンダーのブルース・デラックス、ブルース・ジュニア、ホットロッド・デラックス、ジャパン・フェンダー製リバーブ・チャンプを用途に応じて使用しています。色々試しましたが、やはりテレキャスターにはフェンダーのアンプが一番合います。
またシールド・コードも音がやせない良質のものを使っています。ものによっては太くはなってもテレキャスターらしい音が変わってしまうコードもあり、色々試行錯誤しましたが現在はアナリシスプラスのプロオーバルスタジオシールドというコードを使用しています。また最近はピックを木製(ローズウッド)のものにしました。これは手作りなので一個ずつ大きさや厚みが異なりますが、全般に通常のピックに比べて太い音になります。
色々テレキャスターについて書いてきましたが、音や弾き方はどうしても文章だけでは伝えられません。以前NHK教育テレビでエレキ・ギター講座をやった事があるのですが、その時はベンチャーズなどのインスト曲の弾き方がテーマでした。今回教則DVDを作る機会を頂いたので、色々テーマを考えた結果、やはり大好きで弾き方を研究してきたテレキャスター奏法を選び、『やさしくてカッコ良い!!Fenderテレキャスター奏法入門』というタイトルで発売しました。入手の方法はヴィレッジ・シンガーズHPをごらんください。
http://www.becgroup.co.jp/artistsfiles/village/sitemap/index.html
テレキャスターをメインに弾くギタリストに関しては、ジェームス・バートン以外にも多いので、この次は色々な名前を出して、CDなども紹介しようと思います。
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