す。




<テレキャスターというエレキ・ギター #7>

今まで持っていたテレキャスターは5本でしたが、去年の9月に6本目を購入しました。メキシコ製フェンダーのRoad Wornというシリーズのもので、アメリカ製に比べるとそんなに高価ではなく、いわゆるレリックという新品をわざと使い古しの年代物にした外見は50年代をイメージしています。以前から1本はブロンド・カラーが欲しかったのと、弾いてみて音が渋いのでつい買ってしまいましたが、通常のよりフレットが太く厚みがあってサスティーンも良い感じです。

しかし他の5本と比べると音が甘く鋭さに欠ける気がして、ピック・アップを交換してみようと思っていましたが、友達の林廉吉(サベージのリード・ギタリスト)に「みんな同じような音にするよりも色々な音が合った方がいいんじゃないの」と言われてなるほどと思い、逆にその音が生きる曲を選んで弾くことにしました。『ジョージア・オン・マイ・マインド』のような渋い曲には良く合います。

しかしここまで来ると、6本という数字が中途半端に感じるような気がします。『七人の侍』とかラッキー・セブンとか、何故か7という数字は魅力的に響きますね。もしかしたらどこかで7本目のテレキャスターが待っているのかな。もし次のテレキャスターを買うとしたら何をポイントにするか、つい考えてしまいますが、ネックの太さかルックス(カラー)ぐらいしか今は思いつきません。今は楽器店に行ってもテレキャスには触らないように注意しています。すぐ別のを欲しくなってはこの間買ったギターに申し訳ないですから。もうサドルは真鍮製に替えて、全体を紙ヤスリでこすってツヤ消しにして、と自分の好みに仕立ててありますから、当分は可愛がってやらなければなりません。

また僕はコレクターではなくて、使うものとしてギターを買いますから、常に弦を張り替えたり手入れが出来る本数で考えると、テレキャス以外も含めた現在のエレキ所有数10本は丁度良いかもしれません。ライブをやりに出かける日の午前中は、仕事の内容によってどれを使うかイメージしてギターを選びます。使用したり運んだりしているうちにネジが緩んでサドルの高さが変化して弦がビリついたいたり、気候や温度でネックがそり返っていたりすることがあるので、弾いてみてから調整した結果、メインと予備のテレキャスを決めるのです。

エフェクト・ボードも、その日使用するエフェクターをセッティングしてから、アンプを通して問題なく音が出るか確認します。そういう作業もテレキャスターとつき合う楽しい時間ですね。

(テレキャスターに関する話題を、ぜひBBSに寄せてください。)




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